- トリートメントと洗い流さないトリートメントの違いを知りたい
- それぞれの特徴を知りたい
トリートメントと洗い流さないトリートメント、使うタイミング以外で違いってわかりますか?
主にシャワーなどで洗い流すか流さないかといった違いがありますが、これは使用工程の話なので、みなさんもちろん理解しているとは思います。
ただ、アイテムとしての違いや特徴は、わかっているようで意外とわかってない人も多いんです。
たまに、どちらかをしているから大丈夫!と思われている人もいますが、基本的には違うものなのでどちらも髪には大切なアイテムです。
同じトリートメントという名前ですが、その違いはなんなのか?
結論から言うと、
- トリートメントは補修&質感向上がメイン
- 洗い流さないトリートメントは質感調整&髪を守ることがメイン
もちろん、メイン以外の効果もありますが、多くのアイテムは上記の作りになっています。
わかりにくいかもしれませんが、質感向上と質感調整は少し意味合いが違います。
- トリートメント(お風呂で洗い流すトリートメント)の特徴
- 洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)の特徴
- トリートメントと洗い流さないトリートメントの違い
今回はトリートメントとくくってますが、コンディショナー・リンスも同じです。
【美容師も知らない?】トリートメント・リンス・コンディショナーの違い。
美容師として得た知識と、商品開発の中で得た知識を元に解説していきます。
この記事を見ることでそれぞれにどのような効果があって、どんな目的で使うのが良いのか理解できます。
トリートメントと洗い流さないトリートメントの違いは?
トリートメントと洗い流さないトリートメントの違いとして、シャワーなどで洗い流すか流さないかといった違いがあります。
これはやる工程の話なので、みなさんもちろん理解しているとは思います。
ただ、髪にもたらす作用としてはわからない部分もあるのではないでしょうか?
細かい話をしたらキリがないですが、ざっくり違いを紹介すると、
- トリートメントは補修&質感向上がメイン
- 洗い流さないトリートメントは質感調整&髪を守ることがメイン
となります。
トリートメント(洗い流すタイプ)の特徴は、補修・質感向上がメイン
たくさんの人はトリートメントには自分の好きな質感だったり、髪の毛の状況に合わせた補修効果などを求めてると思います。
トリートメントは、質感調整・補修効果・カラーやパーマのもちUPと、髪の毛のコンディションを上げて好きな髪質にする為のものです。
基本トリートメントは髪の内部に脂質やタンパク質・髪の表面へのコーティング剤などで構成されていて、質感向上やダメージ補修をメインにした作りになってます。
例えばERu tretmentは、髪の潤滑油的なCMCの補修に特化して柔軟性を極力高めたり、EReepはしっとり感をあげてくれる成分を多くして、好みの質感に合わせた仕様になっています。
洗い流す前提なので髪に効果的だけど人によっては肌に刺激になる成分も使用されている
例えば、髪に柔らかさや良質な手触りを与えてくれるけど、人によっては刺激を感じてしまうような成分も、だいたいのトリートメントには配合されています。
第四級アンモニウム塩(カチオン界面活性剤)と呼ばれるものですね。
成分表記は【べヘントリモニウムクロリド】や【セトリモニウムクロリド】などです。
なので、「トリートメントはよく流してください。」とか、「地肌につけないようにしてください!」とか、言われたことあると思います。
それはなんでかというと、肌につきすぎると刺激になったり肌が赤らんだりする可能性があるので、美容師さんも言っています。
ほとんどのトリートメントに配合されていて、柔軟性や帯電防止などの効果をもたらしてくれるので重宝されますが、肌に残ると弱い人や敏感肌の人は刺激を感じてしまうこともある成分です。
洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)の特徴は、質感調整&ダメージから髪を守ることがメイン
お風呂上がりに髪を乾かす前や、寝る前とかお出かけ前に付ける洗い流さないトリートメントというものがあります。
適度な補修効果はあれど、これだけではインバストリートメントのような補修&質感向上の効果は得られません。
なので、
トリートメントはしてないけど洗い流さないトリートメントはしているから私の髪は完璧!
とは、残念ながらいきません。
効果としては適度な補修効果と質感調整+で、大事なのが日常的に受けるダメージの原因から髪を守ってくれる効果があります。
主に、
- ドライヤーやヘアアイロンの「熱」
- ブラッシングや睡眠時にうける「摩擦」
- 室内のエアコンなどで受けやすい「乾燥」
- 外出でうける「紫外線」
- その他の「有害物質」
などから、髪を守ります。
髪のコンディションを上げることもさることながら、それよりも髪をダメージの原因から守ってあげることで、必要以上の負担をかけずに髪が健康的になっていくようになります。
そこの部分も意識して作ったのが、Sincere creamです。
興味がありましたら、こちらからチェックしてみてください。
アウトバストリートメントは洗い流さないものなので刺激になりやすい成分は極力避ける
アウトバストリートメントは、つけた後に洗い流すことをしないので、次のシャンプーの時まで約1日〜半日くらいは髪に使っぱなしになります。
なので、肌のことも考えていかないと思わぬリスクが生じる事があるので、刺激を感じてしまう可能性のあるものは極力避けた方がいいです。
界面活性剤に第四級アンモニウム塩が使われていたり、精油が高濃度または多種使われているものは避けた方がいいです。
*参考記事・・・化粧品の読み方 ~『精油』はできれば1種まで!~
かゆみや刺激を感じたら、髪への質感は好きでも使用はやめてください!
質感重視で肌への影響を二の次に考えてるようなものもあるので、そこは自分で見極める必要がありますが気をつけましょう。
各々違った特徴あるので両方とも継続的に使ってあげれるのが理想的
基本的なヘアケアのサイクルとしては、
シャンプー→トリートメント→アウトバストリートメント
で、使うヘアケア商品としては十分だとおもいます。
多いなぁ・・・
と思うか、
そんなもんでいいの?
と思うかは人それぞれですが、そのくらいが理想的です。
トリートメントは補修重視とか質感重視とか色々ありますが、みなさんの髪のコンディションや好きな質感などで決めれたら良いと思います。
洗い流さないトリートメントなんかは、用途に応じて何種類も使ってる人もいるかもしれませんが、基本質感の違うものを1〜2種類で、付けたいタイミングに応じて使っていくくらいで十分です。
【乾かす前?後?】洗い流さないトリートメントの使うタイミングでの目的と効果
そのほうがコスパも良くわかりやすいので、継続していきやすいと思います。
ヘアケアは髪に適したものを継続的に使うことが本当に大事です。
もし効果を感じにくかったら、数を増やすことより今使っているアイテムを見直して変えてあげる方がいいです。
まとめ
トリートメントと洗い流さないトリートメントの違いについて紹介しました。
使い方の違いとしては、シャワーなどで流すか否かという特徴があります。
アイテムとしての特徴は、
- トリートメントは補修&質感向上がメイン
- 洗い流さないトリートメントは質感調整&髪を守ることがメイン
といった特徴があります。
全てではないですが、こういった意識で開発されているものは多いです。
ヘアケアのサイクルとしては、
シャンプー→トリートメント→アウトバストリートメント
がとても大事になります。
どれか1つだけ頑張っても、逆に色々とベタベタ使いすぎても健康な髪にしていくには非常に遠回りになります。
トリートメントは自分の髪質・ダメージレベル・好みの質感に合わせて選んであげてください。
髪に柔らかさが欲しい人はERu tretment、しっとり感が欲しい人はEReepがおすすめです。
アウトバストリートメントは好きな質感と日常的に受けるダメージから髪を守ってくれるか意識して下さい。
色々なシーンごとに何回もつけたい人はベタっと重くなりにくいSincere creamはおすすめです。
【おすすめヘアクリーム】Sincere cream レビュー【使い方も解説】
ノンシリコーン処方なので重くなくサラッとしたまとまりが特徴です。
シャンプーはトリートメントたちの能力を最大限発揮できるよう、シャンプーだけで質感調整してしまうようなものより、しっかり洗い上げれるものの方が良いですね。
参考になれば嬉しいです。
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