この記事はおすすめの化粧品成分の紹介になります。
- カラー・パーマのもちが良くない
- カラー・パーマの匂いが気になる
- 髪や頭皮の匂いが気になる
- ヘマチンについて知りたい
Naru shampooなどにも配合されている【ヘマチン】ですが、髪にとって非常に有用性が高い成分です。
そんなこと言われても、成分のことなんてよくわからないし考えたこともないという人も多いと思います。
結論を言うと、
- ケラチンたんぱく質の結合の仲立ち(毛髪補修)
- 活性酸素の除去(アンチエイジング・抗酸化作用)
- 未酸化還元剤・残留アルカリ・過酸化水素の除去(カラー・パーマ保ちUP、ダメージケア)
- メラニン色素活性化(白髪予防)
- 消臭・防臭
- 5α-リダクターゼ酵素の抑制(育毛促進)
と言った効果があって、興味のある人はぜひ最後までみてください。
育毛促進の効果に関しては、化粧品成分の特性上あまり効果は感じにくいとは思います。
- ヘマチンとは?
- ヘマチンのメリット
- ヘマチンのデメリット
- 効果的にヘマチンが配合されているアイテムの見分け方
この記事でヘマチンの特徴や効果がわかるようになるので、メリット・デメリットを見極めて有用に使いこなしてください。
ヘマチンのメリット
ヘマチンの主な効果は、
- ケラチンたんぱく質の結合の仲立ち(毛髪補修)
- 活性酸素の除去(アンチエイジング・抗酸化作用)
- 未酸化還元剤・残留アルカリ・過酸化水素の除去(カラー・パーマ保ちUP、ダメージケア)
- メラニン色素活性化(白髪予防)
- 消臭・防臭
- 5α-リダクターゼ酵素の抑制(育毛促進)
このような感じで魅力的な効果がいっぱいあります。
もちろん化粧品分類の成分なのでヘマチン使うと日ごとに変化を感じることはあまりなく、予防や補助的な側面も多いですが、継続して使っていくことで髪質の変化を実感すると思います。
細かく解説すると複雑ですが、興味深い範囲で特徴を紹介していきます。
ケラチンタンパク質の結合の仲立ち
髪の毛は主にケラチンというタンパク質で出来ています。
ヘマチンはそのケラチンと積極的にくっつこうとするので、結合することで補修効果を高め髪にハリ・コシを与えることが出来ます。
そもそもヘマチンとは?
血液中にある『ヘモグロビン』って聞いたことあると思いますが、そのヘモグロビンを分離した片割れが『ヘミン』という物質で、これを化学処理をすると『ヘマチン』になります。
化粧品とかの場合は豚など動物の血液から作ることが多いみたいですね。
ちなみに、もう片割れは『グロビン』と言います。
『グロビン』と髪の毛の主成分『ケラチン』はよく似たタンパク質なので、ヘマチンが誤認してケラチンと優先的にくっつきます。
そうやって髪を補修していきます。
活性酸素除去
抗酸化作用が高いのでストレスや加齢に伴って発生する活性酸素を除去してくれて、髪の劣化を予防してくれます。
活性酸素が原因で起こる【酸化】は体にも髪にも悪影響で老化などの原因になると言われている現象なので、抗酸化作用は非常に重要な作用です。
※参考記事 ダメージの原因!髪の酸化とは
未酸化還元剤・残留アルカリ・過酸化水素の除去(カラー・パーマの保ちUP、ダメージケア)
ヘアチンは化学薬品対策に優れていて、パーマやカラーの還元剤や酸化剤の力を失活させる効果があります。
パーマをかけたりカラーで染めたりするためには必要な還元剤や酸化剤。
役目を終えてもなお髪に残っていると継続的なダメージの原因になっていきます。
【トリートメント不要?】カラーやパーマのダメージを出来るだけ抑える方法2選
なかなか普通にシャンプーしたりトリートメントをしたり程度では除去できないので、継続的にカラーやパーマをする人は不必要なダメージを与えないためにヘマチンは必要な成分です。
パーマやカラーで楽しむために生じるダメージは多少しょうがないですが、ケア次第でうけなくていいダメージはなるべくうけないようにしたいですね。
メラニン色素活性化(白髪予防)
メラニン色素に大切な【チロシナーゼ酵素】を活性化させる働きがあります。
それによった白髪予防に効果があるとされています。
勘違いしてほしくないのが、あくまで予防的な働きなので白髪が黒くなるなどの効果はありません!
消臭・防臭
消臭・防臭効果があります。
これは体感的にもかなり感じていてサロンでもNaru shampooでシャンプーまたは軽く泡立てて洗うと匂いが抑えられます。
前述した【未酸化還元剤・残留アルカリ・過酸化水素の除去】の部分にも重なるのですが、パーマやカラーをした後に独特の匂いを感じたことがある人も多いかと思います。
それが、ヘマチン配合のシャンプーで最後洗ってあげると、未酸化還元剤・残留アルカリ・過酸化水素の力を失活させてくれるので、臭いも感じなくなります。
【当日・翌日〜いつまでの期間?】カラー・パーマ後の嫌な匂いの原因と消す方法
汗や皮脂・カラーやパーマなどの化学薬品の匂いは非常に効果的に抑えられます。
5α-リダクターゼ酵素の抑制(育毛促進)
*参考記事・・・AGA1型・2型の見分け方|AGA発症の原因や抑制方法も解説
5α-リダクターゼ自体が直接薄毛の原因になるわけではないですが、テストステロンという男性ホルモンとくっつくことでジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンへと変化させます。
このジヒドロテストステロンが頭皮にある男性ホルモンレセプター(受容体)と結びつくことで、AGAを発症させ抜け毛の増加やヘアサイクルの乱れへと繋がり、薄毛になりやすくなります。
ただあくまでシャンプー等に配合されているヘマチンの効果は副作用のない化粧品成分程度の話なので、予防程度と考えて本気で悩んでいる方はお医者さんに相談してください。
ヘマチンのデメリット
なんだか、非常に良さげなヘマチンですがデメリットもあります。
あまりメリットだけ見て盲信してしまうのは危険なのでデメリットも理解してください。
主なデメリットは、
- 不安定で劣化しやすい
- パーマ・カラー前に使うと仕上がりに影響が出る
魅力的な効果も多い反面、デメリットが大きく影響することもあるので紹介していきます。
性質上不安定で劣化しやすい
ヘマチンは安定性が低く【劣化しやすい】です。
元々グロビンというタンパク質とくっついて『ヘモグロビン』として安定性を保っているのですが分離されることで安定感を失います。
だから、グロビンと似た性質のケラチンと優先的にくっつこうとするんです。
もちろん配合量や防腐剤のバランスで劣化防止するのですが、そこがうまくいってないと使っているとちょっとした違和感や異臭を感じるので注意が必要ですね。
なので、できる事として使用期限を守ったり保管方法を気をつけたりしてください。
【知らないと使用感や香りも低下】化粧品の保管方法と使用期限のルール
劣化したら効果も何もないですからね。
カラー・パーマ前に使用すると染まりやかかりに影響がでる
カラーやパーマのダメージの原因になる未酸化還元剤・残留アルカリ・過酸化水素ですが、デザインを作るにあたってはデメリットにもなります。
カラーやパーマの前にヘマチン処理をすると還元剤や酸化剤・過酸化水素の効果も失ってしまうのでカラーの染まりやパーマのかかりに影響がでるそうです。
なので2・3日前から使うのを控えたほうが良い的に言われていますが、体感としては通常のサロンワークをしていてほぼ感じた事はありません。
なのであまり気にしなくても良いと思います。
が、気になる方は2・3日前から使用を控えて、カラーやパーマをした夜からまた使ってあげてください。
ヘマチンの配合濃度のちょっとした見分け方
ヘマチンの原液は、とても黒に近い褐色です。
シャンプーとかにも5〜6%程度入っているだけでも茶褐色くらいの色になります。
Naru shampooは「廃油みたい」と言われたこともありますね笑
なのでヘマチン配合のへアケアを探すなら、液体の色もチェックしましょう!
ヘマチン配合なのに色がほぼ透明とかだったら、それは、ほとんど配合されてないと考えれるので、前述した効果はほとんど得られないでしょう。
逆に配合量が多くて黒褐色なシャンプーとかは、効果は高いでしょうが品質の安定感が難しくなるので、安定性が取れなくなっている可能性があリます。
保管方法に気をつけて、なるべく回転良く使い切れるようにしましょう。
原料単価が高いので、高級なシャンプーが多いです。
個人的には茶褐色くらいの配合濃度がいいと思いますね。
詳しい内容は→【超簡単!】効果的にヘマチンが配合されたシャンプーの見分け方
まとめ
ヘマチンの効果をまとめると、
- ケラチンたんぱく質の結合の仲立ち(毛髪補修)
- 活性酸素の除去(アンチエイジング、抗酸化作用)
- 未酸化還元剤・残留アルカリ・過酸化水素の除去(カラー・パーマ保ちUP、ダメージケア)
- メラニン色素活性化(白髪予防)
- 消臭・防臭
- 5α-リダクターゼ酵素の抑制(育毛促進)
【白髪予防】や【育毛促進】【アンチエイジング】はそう言われてはいますがみるみる実感できる程度の効果は感じません。
だけど、それ以外の【毛髪補修】【抗酸化作用】【カラー・パーマの保ちUP、ダメージケア】【消臭・防臭】の効果だけでも髪や頭皮環境に非常に有益な影響を与えてくれます。
機会があったらヘマチン配合のヘアケアを試してみてください。
参考になれば嬉しいです。
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