- トリートメント(コンディショナー・リンス)の効果的な使い方が知りたい人
*今回便宜上トリートメントと表現していきますがコンディショナーやリンスも一緒と考えてください。
【美容師も知らない?】トリートメント・リンス・コンディショナーの違い。
ヘアトリートメントは選ぶものによって大きく質感が変わります。
例えば、
・ハリ・コシのでるボリュームUP
・脂質を補う柔軟性UP
・コーティング力の高いツヤ感UP
もちろん、他にもあったりこれらの効果が混ざり合ってトリートメントになっているものもあります。
なので、トリートメントは髪質やあなたの好きな質感に合わせて使うのが良いのですが、トリートメント自体のつけ方で使用感が変わることもあります。
今回は、トリートメントの種類は問わず使い方にフォーカスしていきます。
そんなに難しいことはないですが、つけて置くだけだと効果が発揮されないこともあります。
今回は特別な事は何もせず、ちょっとひと手間かけることで、簡単に家のヘアトリートメントの効果を最大限発揮させるつけ方を解説してます。
結論を言うと、
- なるべく量をしっかりつける。
- 髪を分けてつける。
- 髪に指を通してほどきながら馴染ませる。
- 毛先に向かって滑らせながら馴染ませる。
これを理解して実践出来たら、自宅で簡単に髪質の変化を効果的に感じれるので、良かったら参考にしてみて下さい。
- トリートメントの効果をあげる前準備
- トリートメントの効果をあげる使い方
- 効果的な使い方(応用編)
18年のサロンワークで実際に実践していて、髪質が変わっていくのを実感しているので、自宅でできるとより髪にはいいですよね。
トリートメントのために大切な前準備【シャンプー&ブラッシング】
トリートメントをする前に大切な前準備として、シャンプーとブラッシングはしてあげましょう。
シャンプーするなんて当たり前だと思うかもしれませんが、トリートメントの効果を最大限発揮するためには、使うシャンプーが大事になっていきます。
ブラッシングはやっている人は少ないかもしれませんが、お風呂に入る前に軽くブラッシングをしてあげることで皮脂や汚れが浮いて落としやすくなるので、トリートメントの浸透のためには大切な工程です。
前提として、シャンプー後は【素髪】が良い。
トリートメントをする前の髪の状態は素の状態【素髪】が良いです。
なので、ある程度洗浄力があって古いトリートメントやスタイリング剤をちゃんと落としてあげれるものがトリートメントの効果もあげてくれます。
シャンプーだけでサラサラになったり、しっとりしたりするのは、洗浄とは別に何かしらのコーティング剤が付いていることがほとんどです。
そうなると、トリートメントの浸透の妨げになるので、なるべくシャンプーでは【素髪】の状態にしてあげましょう。
シャンプーのしっとり感が強ければ強いほどコーティング力は強くなるので髪に浸透出来なくなります。
素髪にすることでトリートメントの効果を最大限発揮できる
素髪の状態というのは良くも悪くも「髪以外何もない」ので、本来のコンディションに左右されて感じる髪質は人それぞれ変わって、その状態が苦手な人もいると思います。
ただ、そのほうがトリートメントが浸透しやすくなるので、効果をより受ける事ができます。
なので、前述しましたが、シャンプーで極端に質感を上げてしまうものはやめたほうがいいです。
ブラッシングで皮脂や汚れを浮かせて落としやすくしてあげる
シャンプーの効果にも通じますが、お風呂やシャワーに入る前に髪を軽くブラッシングしてあげると皮脂などの油分や汚れが落ちやすくなります。
基本トリートメントをする際は古い皮脂なども邪魔になってしまうので極力落としてあげれるほうがいいので、そういう意味でもブラッシングは効果的です。
シャンプーなどの香りも髪に残りやすくなるので、ブラッシングおすすめですよ。
お風呂でできる効果的なトリートメントの使い方
ここからは、トリートメントのつけ方を紹介していきます。
髪質を向上させるにはトリートメントをするかしないかで大きく違って、トリートメントするだけでも全然素晴らしいと思います。
ただ、せっかくするならより効果的にトリートメントの補修力を受けれたほうが嬉しいと思います。
そのためにも、ただつけて流すよりも少しの手間で効果が上がるので実践してみてください。
結論をいうと、
- なるべく量をしっかりつける。
- 髪を分けてつける。
- 髪に指を通してほどきながら馴染ませる。
- 毛先に向かって滑らせながら馴染ませる。
このような感じでつけていくとよりトリートメントが浸透して髪の補修に効果的です。
1〜4の順にやっていくと複雑にならずにスムーズにつけれると思うので、この順番にやっていくことをおすすめします。
詳しく解説していきます。
なるべく量をしっかりつけてあげる。
高価なトリートメントを使ってるとありがちですが、なかなか思い切ってつけれなくて少しずつつけていることあると思います。
結論をいうと、
できるだけケチらずにしっかりつけてあげましょう!
ポンプタイプだとショートで2プッシュ、ミディアム・ロングで+1プッシュ、付け心地的に少しでもザラつきを感じるようなら、もう1プッシュつけるかしっかり馴染ませて下さい。
コストの面で節約したい部分もあるかと思いますが、せっかくトリートメントをするのに、つけムラがあるのはとても勿体無いです。
つけムラがあると人の心理的にコンディションの悪い方に意識がいくので、全体的にイマイチだと思ってしまいます。
トリートメントはムラなくつけてあげましょう!
髪の1束を少なくつけてあげる。
おそらくトリートメントつけると良質な手触りでツルツルを実感するとは思いますが、実際みなさんが思うよりトリートメントは髪に浸透していません。
毛髪内部というよりかは、毛束の内側までの浸透のことを指しています。
特にロングの人や多毛の人は量的にも浸透しにくくなるので、左右2束に分けてあげてさらに細かくできるなら+上下に分けて4分割にしてあげたほうが、髪1本1本にトリートメントが行き渡りやすくなります。
細かく分ける程浸透しやすくなるので、出来る人や出来るタイミングの時は細かく分けてあげてみてください。
髪をほぐしながら髪の間に指を入れてつける
せっかくトリートメントをつけるのだから、さらにムラは無くしたいので、一旦力を抜いて軽く指を通すようにして意図的に内側にトリートメントをつけてあげましょう。
同じようなやり方を続けても内側の髪には届きにくく、つけムラは消えないので、変化球的に違う角度からつけてあげれると良いです。
お菓子作りでいう【ダマ】が出来てしまうので、馴染ませていく感じです。
さらに指の間(指間)にはトリートメントが結構残りがちなので、余らさずにつけられるとより良いですね。
毛先に向かって滑らせる
美容師さんから1度は聞いたことあるとは思いますが、髪のキューティクルは鱗状に毛先に向かって付いています。
毛先に向かって手を滑らせてあげるとダメージや乾燥により剥がれているキューティクルを整えることができます。
指だけで整えるのが難しい場合、荒めのコームなどで先に毛流れを整えてあげるとやりやすくなります。
その際、軽く毛束に圧をかけるように馴染ませていくとより効果的です。
パーマスタイルの人は、取れちゃうんじゃないかと心配になるかもしれませんが、毛先に馴染ませた後に毛先から握るように揉み込んで下さい。
馴染ませながら、パーマを復活させるイメージですね。
ただ、実際この程度でパーマが取れてしまうということはあまり考えにくいので気にしなくても大丈夫です。
時間がある時の一手間でより効果UP
ここまで出来たらトリートメントの効果を最大限受けれて十分ではあるので、基本5分置いたりとかは必要ないです。
ただつけて5分置くとかよりも何倍も効果があります。
それは事実なんですが、これから紹介するのは、さらに一手間かけることで髪の質感が飛躍する方法です。
時間があるときにでも行うとさらにトリートメントの恩恵を受けれます。
1度つけて余ったトリートメントを繰り返しつけてあげる【チェンジリンス】
それは「チェンジリンス」という方法で、トリートメントを流す際に桶などに貯めて、そのトリートメント水をまた髪につけるという手法です。
これによって余すことなくトリートメントの恩恵を受けれることになります。
元々白かったりするトリートメントの成分がより浸透して、白濁色になったり透明に近い色になります。
実は昔からある手法ではありますが、しっとりした髪トリートメントの効果をより受けれる【チェンジリンス】。
トリートメント効果を無駄なく使うための技法ではありますが、化粧品成分はものによって効果を発揮するまでの時間に差があるので、ちょっとめんどくさい部分もありますがオススメです!
まとめ
まとめると、
- なるべく量をしっかりつける。
- 髪を分けてつける。
- 髪に指を通してほどきながら馴染ませる。
- 毛先に向かって滑らせながら馴染ませる。
前準備として、シャンプーとブラッシングは大切。
一つ上のヘアケア【チェンジリンス】
より浸透を促したいなら成分も大事になってきて、ERu tretmentにも配合されているような、通称【ペリセア】と言われる『ジラウロイルグルタミン酸リシンNa』や非イオン界面活性剤の『水添レシチン』みたいな瞬間浸透を売りにしている成分配合のトリートメントを使って上げると良いと思います。
トリートメントというのはつけ方・手法も大事だし、トリートメント自体の成分能力も大事なのでぜひ参考にしてください!!
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