- ホホバオイルについて知りたい
- ホホバオイルの効果について知りたい
- ホホバオイルの使用感について知りたい
ホホバオイル(ホホバ種子油)って聞いた事ありますか?
無印良品とかネットショップなんかでも単体で売られていたり、化粧品成分としても割と聞き馴染みのあるオイルだと思います。
そんなホホバオイルって一体どんなもので、髪や肌につけるとどんな効果があるのか話していきます。
- ホホバオイルとは
- ホホバオイルのメリット
- ホホバオイルのデメリット
ちなみにNarucos labo.シリーズの製品にはほぼ配合されています。
Sincere creamはベース剤としてホホバオイルを採用しています。
メリットの結論を言うと、
- ホホバオイルは昔から火傷や傷、湿疹の治療・ヘアケア・スキンケアに利用されていた安心・安全な成分
- 高い保湿力で髪や肌への馴染みが良い
- 高い酸化安定性
- 急性毒性・眼粘膜刺激性は皆無、皮膚刺激性もほぼない
詳しく紹介していきます。
ホホバオイルとは古くから使用されているおすすめな良成分
ホホバオイルの基礎情報はわかりやすいものがあったので引用していきます。
ホホバ科植物ホホバ(学名:Simmondsia chinensis 英名:Jojoba)の種子から圧搾・精製によって得られる植物性液体ロウです。
ホホバは、北米大陸を原産としてアメリカ南部からメキシコ北部の乾燥地帯に自生しており、学名にchinensisとありますが、中国とは関係なく、またかつてはツゲ科に分類されていましたが、1990年代にホホバだけが属するホホバ科がつくられました。
過酷な気温条件や乾燥した土地にも育つ生命力の強い植物であり、ホホバの種子から得られた液状ワックス(ロウ)は、ホホバオイルと呼ばれ、アメリカ先住民によって古くから食用油、火傷や傷、湿疹の治療、スキンケアやヘアケアに利用されてきました。
*参考記事・・・ホホバ種子油とは…成分効果と毒性を解説
実はホホバオイルはオイルではない!
ホホバオイルは【オイル】とか成分名にも【種子油】と表記されますが、油脂や精油の類のオイルではありません。
常温では液体なのでオイルと勘違いされがちですが、ホホバオイルは化学構造上「液状ワックス(ロウ)」になります。
天然のエステルに分類されていて、化粧品で使用されているホホバオイルはミツロウなどと同じロウ類がほとんどです。
なので、約10℃以下の寒いところだと固まったり、急性毒性や刺激性が皆無だったり油脂で起こる酸化などがホホバオイルの場合ありません。
冬になるとホホバオイルが固まる現象起きたことないですか?
ホホバオイルは大きく分けると2種類
ホホバオイルは大きく分けてクリアホホバオイルとゴールドホホバオイルの2種類に分けられます。
クリアホホバオイルは、精製度が高く酸化安定性や抗炎症作用が高いけど質感としては割とライトで、【スクワラン】などの炭化水素油寄りです。
ゴールドホホバオイルは、油脂に近い柔軟性がありますが人によっては皮膚刺激がやや残る感じになってます。
ホホバオイルの効果
化粧品成分として非常に有能なホホバオイルのメリットを紹介していきます。
商品開発や使用感などをもとに参考記事とともに合わせながら紹介していきます。
*参考記事・・・ホホバ油と最近の化学研究と利用
- 高い保湿力で髪や肌馴染みが良い
- 非常に高い抗酸化作用
- 急性毒性・眼粘膜刺激性は皆無、皮膚刺激性もほぼない
メリットvol.1 高い保湿力で髪や肌への馴染みが良い
Narucos labo.シリーズでもほとんどの商品に配合されているくらい魅力のある成分で、【sincere cream】は、主成分としてホホバオイルを採用しています。
なぜベース剤として採用したかと言うと、思い質感にはしたくないけど保湿力とまとまりが欲しかったので、油っぽさがなく高い保湿力で肌や髪馴染みが非常に良いホホバオイルを採用しました。
【トリートメントにも保湿クリームにも】Sincere cream レビュー
人の皮脂に含まれる、天然保湿因子(NMF)にかなり似ている構造なので肌や髪に自然に馴染んでいきます。
メリットvol.2 高い酸化安定性
ビタミンEも豊富に含有されていて酸化安定性や耐熱性に優れているので、油脂や皮脂でおこるような酸化の心配がありません。
耐熱性が高い(300°以上にしても品質が変わらない。)ので、ヘアアイロンなどから髪を守ってくれると言われがちですが、ホホバオイルはヘアアイロンに影響しないですが、髪を熱から守ってくれるわけではないので、間違えないようにしてください。
メリットvol.3 急性毒性・眼粘膜刺激性は皆無、皮膚刺激性もほぼない
上記の馴染みがいいのと同じ理由で安全性も高くクリアホホバオイルは急性毒性や眼粘膜刺激性は皆無では皮膚刺激性がほとんどないので髪にも肌にも使いやすい成分です。
ホホバオイルのデメリット
安心安全で髪や肌への効果も高いホホバオイルですが、デメリットもいくつかあるので紹介していきます。
どちらかというと、商品開発などにあたって感じた体感の部分が大きいですが参考になればと思います。
デメリットvol.1 つけた質感が馴染むので味気ない
髪や肌馴染みが良くて割とサラッとした質感で自然に馴染んでいく感じに仕上がります。
聞こえは良いですがしっとりサラサラをイメージしていると結構味気ないのかなと思います。
質感を期待していると「思ったより・・・」と感じる人も多いんじゃないかなって気がします。
なので、ホホバオイル単体も良いですが、化粧品に配合されていて足りない部分を他の成分で補えるようなものの方が使用感が良いものが多いです。
デメリットvol.2 油脂類に比べると柔軟性が弱い
使用感の話と重複しますが、柔軟性の高い油脂類に比べると幾分弱いです。
ゴールドホホバオイルは不飽和脂肪酸を含む為、油脂に近い性質なのですがそれでも油脂ほどの効果は感じないです。
デメリットvol.3 温度の低い場所に置いておくと固形化する
これは主に原液に近いホホバオイルの話ではありますが、元々液体のロウなので10°以下の低温にしておくと固まります。
保管場所には気をつけてください。
【知らないと使用感や香りも低下】化粧品の保管方法と使用期限のルール
わかりやすく言うと、ろうそくみたいなものをイメージしてもらえるとわかりやすいですね!
化粧品の中に配合されているホホバオイル程度では形状の変化は多少ありますが、固まるまで見たことはないのでそこは安心してください。
デメリット差し引いてもとても価値のある成分
コスメ成分には髪や肌への質感を求めがちですが、そこの実感が少なくても安心安全というだけでとても価値のある成分です。
アウトバストリートメントや保湿オイルなどは1日の中つけている時間が長いので、ベースにホホバオイルなどが使われてるものを使うと、リスクも少なく長い目でみたら髪や肌も健康的に改善されていくと思います。
質感に物足りなさを感じるようでしたら、柔軟性や手触りをあげてくれるような成分が微量配合されているものを選べたら、リスクも少なく好きな質感に近づけると思います。
もちろんそれでもリスク0ということはないので、異常を感じたら使用は中止してお医者さんに相談してください。
まとめ
今回はホホバオイルについて紹介しました。
まず大事な情報として、
ホホバオイルはミツロウなどのロウ類でオイルではありません。
メリットは、
- ホホバオイルは昔から火傷や傷、湿疹の治療・ヘアケア・スキンケアに利用されていた安心・安全な成分
- 高い保湿力で髪や肌への馴染みが良い
- 高い酸化安定性
- 急性毒性・眼粘膜刺激性は皆無、皮膚刺激性もほぼない
- つけた質感がサラッと馴染むぶん味気ない
- 油脂に比べると柔軟性が弱い
- 気温の低い場所に置いておくと固形化する
デメリットを差し引いてもとても価値のある成分です。
参考になれば嬉しいです!
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